「新政ネットぎふ」設立総会

設立総会が6月26日行われました。
翌日の各紙地方面で報じられていますが、私の思いは「民主党では統一選を戦いにくいから、このようなグループをつくった」のではなく、「地方議員が自ら政策やビジョンをまとめ、それに賛同する人たちで政治団体をつくる」というものです。
選挙だけが念頭にあるのではありません。問題はそのあとです。県政の場で、掲げた政策・ビジョンの実現に向けて、グループ・会派が力をあわせて取り組んでゆく所存です。
そして毎年度ごとに進捗状況などを報告・公開してゆきます。進んでいなかった政策や事業は何故出来ていないか検証する「政策のPDCAサイクル」を進めたいと思います。
設立総会で私は説明しましたが、岐阜県議会も「政策本位の議員、政策本位の選挙」に。まだ一歩、でもはじめの一歩。

※新政ネットのHP等、まだ出来上がっていないので政策については下をご参照ください。

新政ネットぎふ 政策集(20140626版)

特別委員会「県有施設の長寿命化」

まず写真をご覧ください。岐阜県が所有する建築物(延べ面積500㎡以上)の経年推移を示したグラフです。
建築後50年以上経過する建築物は棒グラフの一番濃い部分。
H26年度は全体の3.6%が、H46年度には61.8%。当然ですが老朽化が進み、この先大規模な改修や建て替え費用が増えてゆきます。

25日、岐阜県議会の特別委員会が開かれました。所属する地方分権推進行財政改革対策特別委員会では「県有施設等のトータルコストの最小化・長寿命化の推進」をテーマに説明を受けました。

冒頭挙げた実情は、財政が厳しいなか、改修や建て替え費用が増えることでさらなる財政負担になることは間違いありません。国が「インフラ長寿命化基本計画」の策定を求めていることを機に、県有施設(建築物以外にも河川・堤防な道路、上下水道なども含む)の効率的な管理に向けた仕組みづくりが必要です。
国の要請を受けて岐阜県も今年度から、そうした全ての公共施設を対象にした「公共施設等総合管理計画」を策定することになっています。

これはかなり大がかりな作業ですが、重要なものです。計画に基づいて改修工事の平準化(財政負担を避けるために一時期に工事を集中させない)を図る根拠になります。
「全ての公共施設等の情報を一元的に管理をする台帳・データベースとして、市町村も利用できるようにすること」「県民の関心が高い公共施設も多いことから、計画を策定した結果等は必ず議会に報告したり、県民にわかりやすいかたちで情報公開すること」など、他県の事例を踏まえた提言をしました。

定例県議会が開会されます

24日、岐阜県議会の平成26年第三回定例会が開会します。

ところで、議会と言えば東京都議会のヤジ問題。このことだけでなく、議会のヤジについては、住民代表による公の場にふさわしくない事例に事欠きません。質問する議員に対してのみならず、答弁する執行部に対しても。
議論をする議会に変わらなければならない、そうした声が高まるなか、残念なことです。
24日からの定例会にあたって、記者の皆さんに提案です。本会議で、どんなヤジが飛ばされているのか観察し、状況を記事にしてみてはいかがでしょうか。
議会の本質と違うことが記事になるのは情けないことですが、東京都議会のことがあったのでちょうどいい機会です。岐阜県議会の実態をもっと県民に見てもらいましょう。

厚生環境委員会・岐阜地区西濃地区視察

先週、岐阜県議会厚生環境委員会の岐阜地区西濃地区の視察が行われました。

議会の視察の目的は、最近の行政課題や今年度事業の進捗状況、昨年度事業の成果、そして災害などの状況について、現地で見聞をして議会活動に活かすことです。さらに言えば議会活動に活かすだけでなく、委員長・副委員長が報告にまとめて県議会のホームページから閲覧が出来るようにすると望ましいと思います。
県議会の「年間行事」ではなく、積極的な「現地調査」として目的のはっきりした視察が望まれます。

さて、その意味では今回の視察はよいものでした。
最初は各務原市にある医療法人杏野(あんずの)会・各務原病院。
こちらはアルコール依存症の治療で高名な病院です。アルコール以外の依存症の治療や精神医療についてのレクチャーを聴きました。
アルコール依存症患者は自ら医療機関を訪れるというケースは少ないそうで家族への働きかけや、当事者同士(患者や患者の家族、回復者)たちによる相互支援が重要とのことでした。
レクチャーのなかでこのほど施行予定の「アルコール健康障害対策基本法」について説明がありました。この法律でも当事者と家族が円滑に日常生活を送れるよう支援を差し伸べることが基本理念とされています。また、自殺や虐待、暴力、飲酒運転などの問題に対する施策との有機的な連携が掲げられています。
この法律に基づいて、都道府県はアルコール健康障害対策基本計画を策定することになっています(法14条)。岐阜県の状況を踏まえた基本計画は如何なものでしょうか。

続いて同じ各務原市、社会福祉法人フェニックス。
特別養護老人ホーム、グループホーム、ケアハウス、認知症対応型デイサービスなどの事業を行っています。従業員の8割が女性ということで、仕事と家庭・子育てとを両立できるように事業内保育所「ショコラ」を平成22年に開設しています。また育児による退職者を再雇用したり、育児休業からの復帰のための相談窓口を設置したりといった取り組みが評価されて岐阜県の子育て支援エクセレント企業にも認定されています。
預かっている幼児だけでなく、地域の子どもと施設を利用しているお年寄りとの交流の場にもなっているそうで、最近注目される子どもとお年寄りとの世代間交流を育んでいます。

次は大垣市に移って特別養護老人ホーム優・悠・邑 和合。こちらは80床のうち52床を多床室(2人部屋と4人部屋)としています。
特別養護老人ホームの部屋はプライバシーへの配慮から厚生労働省は個室を勧めてきましたが、入居者の経済的な負担などから民主党・長妻厚生労働大臣の時に多床室も認める方向を打ち出し、私も平成22年6月の県議会質問で岐阜県の方針を質し、その後も委員会審議で多床室の整備も必要であることを主張してきました。
その後、条例改正も行われ、今年度から多床室を設けた特別養護老人ホームに対し、県が運営費の一部を補助する制度が設けられました。

この施設はこの制度を使って開設したものです。多床室は写真のように障子で仕切られ、和室の雰囲気です。

最後は岐阜県美術館。これまでは県教育委員会の所管でしたが、組織改編で今年度から環境生活部の所管になりました。また最近では所蔵しているいまの恵那市出身の洋画家・山本芳翠の「裸婦」が国の重文指定を受けたことで話題になりました。
岐阜県美術館は優れた企画展を開催し、私たちを楽しませています。また作品の保管技術の点でも、酸欠状態にすることで薬剤を使わずに防虫をする環境配慮型の技術を作り出しています。これらは美術館スタッフの知識や経験に裏付けされるところが多く、最近公立美術館の指定管理化が広がるなか、県直営で運営されているメリットを活かしていると言えるでしょう。