民主党東海ブロック地方自治体議員フォーラム研修会 2

続いて静岡県が対外関係補佐官を委嘱している元外務省欧亜局長・オランダ大使の東郷和彦さんの講演。東郷氏は外務省内部の事や日露関係の事を描いた本にも登場して、特に北方領土交渉でも知られています。大舞台で活躍をしてきた人に自治体の顧問とか特別な役職を委任する川勝静岡県知事の手法は、いい意味で、かつての梶原岐阜県知事を彷彿とさせるものがあります。

東郷氏の講演は、現在の国際社会で中国や東南アジア、韓国の台頭のなかで日本の姿が見えなくなっているという現状を話し、国家目標を喪失したことがその背景と分析し、新たな国家目標として、①自然と伝統に調和した豊かな生活、②それを支える人間:技術と精神、を据え、日のンの一番よいものを再興するとしています。そして「開かれた江戸」、つまり台頭する中国の文化に対抗しうる独自の文化を再構築することを掲げてるということです。

そして世界と向き合う日本の地方の姿として、川勝知事の言う「富国有徳」(小渕首相に当時の川勝知事が提案した言葉だったと記憶している)を掲げ、次の五つの項目を挙げています。①日本の一番いいものは地方にある、それを活かすには地方自身がやるしかない、ビジョンづくりや方向性、資金のことなども自前で、②東京のイメージで地方を作ってはいけない、世界を見て地方を考える、③一県孤立主義から周りの都道府県とのスクラムを、④外に打って出る、外の事情を知っている人を育てる、⑤外の人に入ってもらう。

これら世界と向き合う地方像などは、岐阜県の在り方を考える上でも参考になるし、私自身もそういう立場なので自分の考えを作る上でも取り入れてゆくことです。